家紋をデータ化する際のこだわり
データ制作の手順は、手描きの家紋をスキャナーでパソコンに取り込み、Illustratorソフトでトレースしていくという作業です。そこでの私のこだわりは「アンカーポイントを極限まで減らすこと」です。
アンカーポイントとは、デザインのアウトラインのカーブや折れなどを作り出す「点」です。このアンカーポイントを置きながら描かれた線を「パス」と呼び、パスで描かれたデータを「ベクトル(またはパス)データ」と呼びます。
下の画像の赤丸の部分がアンカーポイントです。
↓拡大するとこんな感じ。
↓この家紋のアンカーポイントは、
↓こんな感じになっています。(赤い点の部分です)
このアンカーポイントを最適な形で配置することにより、美しい曲線を生み出します。 そして、このアンカーポイントが少なければ少ないほどデータの容量も軽くなります。 現在はベクトル(パス)データを自動で制作するソフトもありますが、人間の頭で判断し、人間の手で作業したものには敵いません。 そんな人間の頭をフル活用し、出来るだけ完成度の高いデータ作りを目指しています。
納品データは主に「AI」「PDF」「JPEG」「PNG」になります。ご希望によりその他のデータ形式を無料にて追加可能です。
【AI】
Adobe社のIllustratorで制作したベクトル(パス)データで、墓石や様々な素材へ加工する際に 業者様へ提出して頂くためのデータです。Illustrator、Photoshop等の専用ソフトが入っていない パソコンでは開くことができませんが、基本となるものですので大事に保管して下さい。
【PDF】
AIを受け付けていない業者様でもほぼこちらで対応可能です。ほとんどのパソコンで開くことができます。 ご自身での印刷物にはこちらのデータを使って頂くと一番きれいです。
【JPEG】
あらゆるパソコン他タブレット、携帯等で表示可能なデータです。大きいサイズのものや高画質のものは印刷にも適します。
【PNG】
JPEG同様全ての端末で表示可能です。余白部分は透過になっているのでホームページなどに 加工して頂くのに最適なデータです。印刷には不向きです。